1/12 Gunze – KAWASAKI 500 MACH III
このキットは同じグンゼのハイテックモデル、CR110と物々交換してしまい、今は手元にございません。キットの中身と組み立て説明書の画像のみ残してあります。 (2016年)
CR110と交換してしまったことを本当に悔いていたのですが、ようやく最新パッケージのヤツをヤフオクで入手できました。
グンゼのハイテックモデル、もともと高値安定でしたが、近年、コロナの巣ごもり需要もあってか、あまりに高価になり過ぎましたね。特にマッハ。ハセガワの新金型キットも、価格高騰の鎮静剤にはなりえませんでした。
オクに出物はたくさんあるのですが、自分が納得できる価格ではまず手に入りませんでしたが、今回、ようやく見つかりました。
キット内容紹介
エンジン関連個所のメタルパーツ一式
マフラーエンドは開口されておりません。
フレーム関連個所のメタルパーツ一式
これから何を作らされるのか・・・ロッドやワイヤー類一式
スポークやエッチングパーツ。ニップルは付属しません。自分で適当な極細パイプを準備しましょう。
タイヤがランナーにぶら下がっている時点で、ラバーパーツのモールドの甘さは御察しの通り。2輪、4輪問わず、ハイテック共通の問題ですね。材質も決して誉められたものではありません。溶けていないだけまとも、という見方もできますが・・・
プラスチックパーツは独特な甘さが逆に魅力となっている印象です。マッハに限った話でありませんが、ハイテックは何か形が違う、という意見も耳にします。私は気にならないですね。
メッキのノリは良好に見えます。
デカールは一時の国産モデル標準。つまりあまりレベルは高くない・・・水に浸けたら、きっとバラバラになってしまうことでしょう。
栗原さん、検品お疲れ様です!(ここだけの話、サイドスタンドは2個入っていましたよ!)
以下、組み立て説明書にツッコミを入れていきます。
シートレールをアルミ棒を曲げて作るところ、簡単に見えてそうではないと思われます。
フレームは強度を考え、はんだ付けで組みたいところですが、簡単ではありません。
メインイベント、スポークホイールの組み立て!スポークを「80本作ります」って、さらっと書いてくれちゃっていますが・・・
チェーンをコマ組みにしなかったのは、グンゼの優しさか、あるいはコストの問題か・・・
千葉県松戸市のグムカミニチュアズ(豪嘉精巧)が2013年に発売したマルチマテリアル・マッハ。明らかにグンゼのハイテックを意識した作りです。レジン、ホワイトメタル、ステンレス挽物、エッチングからなるキットの価格はなんと22,000円(税抜)!!限定300個というから、金型を使用するインジェクション・プラパーツがむしろ一番奢っている、といえましょう。
翌2014年には輸出仕様の青いマッハで事実上の再販。限定100個とのこと。国内仕様との細部の違いも再現。価格は同じ22,000円。