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 実は、最近なんです。第2次大戦ごろまでのレシプロ機の魅力に開眼したのは。子供の頃、ゼロ戦のプラモデルを作るくらいのことはしましたが、それっきり。長らく知らない世界でしたね。

 そのきっかけが、この本です。エンジンのロマン

 もともと70年代のポルシェ — 創始者フェルデナントの孫、ピエヒが開発部隊を率いていた頃 — の開発史なんかが好きで、その辺をインサイド情報も含め詳細に書いている、ポール・フレールの一連の著書(CGの二玄社が翻訳出版しています。機会を見てご紹介いたします。)を読み込んだりしていました。

 当時の、理論および経験による物の考え方、技術の限界などから、どういう選択をしたのか、その結果はどうなったのか、それは後世にどういう影響を与えたのか・・・(意外に思われるかも知れませんが、現在、我々が・・・少なくとも私が、バイクをいじったりするときに、非常に示唆に富むものを多く含んでいます。)

 基本的な線は一緒なんですよ。ポルシェも飛行機も。そりゃ、似てますよね。制約、競争の中での技術開発ですから。