箱根・伊豆(97/04/27)

おやっ、一人来ないなぁーと思いきや、見知らぬスカＧが近づいて
来て、助手席に乗っているのは何と吉澤さんではないの。
（ここまで読んで状況が把握できた人は、吉澤さんを知っている！）

そうです。第３京浜本線上で得意のガス欠をやらかし、見ず知らず
の奇特なスカＧのお兄さんに拾ってもらい、ガスを買いに行く途中
で寄ったのでした。

僕ら４人は、助手席から元気良く明るく報告する吉澤さんに唖然と
し、しばし、目が点になっていました。

気を取り直し、言われたとおり先に（国府津ＰＡ）改め（西湘ＰＡ）
に向かいました。そう言えば、野宿予定の永峰さんが来なかったなぁー。

西湘ＰＡまで仲良く腕を組んで走りました。
途中で慣らし運転らしきｄｂ２の古賀さんを発見するが、付き合うと
こちらがかぶるので、一足先に行かせてもらう。

西湘ＰＡに着きバイクを止めて辺りを見回すと、ｄａｙａｎさんが
「あのグリーンのｄｂ１は内山さんのじゃないですか？」と聞く、
僕、「まぁーさか、今日は筑波なので来ませんよ」と言いつつ見ると、
どう見ても内山さんのｄｂ１ではないの。増してや隣にはこれまた
見覚えのある上野さんの４００ＳＳが並んでいるではないか。

近づいて見ると、何とバイクの向こう側で寝ている人こそ内山さんで
はないですか。横には上野さんもいるし。

聞くと、マシンが間に合わず断念したので急遽こちらへ飛び入り参加
し、徹夜明けで疲れていたので寝ていたとの事。

後から、古賀さんとお友達の９００ＳＳに乗った井出さん（女性）と、
アプリリアに乗った男性の３人が合流。
ここでも永峰さんを３０分ほど待ったが来ないので、出発ぁーつ！

ターンパイク料金所まで腕を組んで走行。料金所脇のエリアで次の
集合場所を決めていると、白と黒の上下ツートーンのクルマが次々
に４台も上がって行くではないの。

駄目だこりゃと諦めつつ、支払いを済ませてＧＯ！

ここで、お知らせ！
（今回の走行中のツーレポは、後進の人たちにお任せしますので
　そちらをご参照ください）
途中でリタイヤしたけいてつさん、体は大丈夫だったみたいだけど
マシンのダメージはどうだったのかな？

そんな分けで、我々は亀石に到着して一服してから土肥を抜けて
「鯛丼とイカしゃぶ」の待っている戸田の先の西浦までひとっ飛び！

旨いものを美味しくいただきながら、バイク談義や紅一点の井出
さんをからかったりとワイワイ楽しいひとときを過ごしました。

食後は突堤で恒例のお昼寝タイム。

元気が回復した４時過ぎに皆で腕を組んで沼津インターに向けて
出発ぁーつ！
渋滞が多少あったけど、１時間ほどで東名沼津三島インターに。

ここからは、それぞれに飛ばしながら次の集合場所の足柄ＳＡへ。
休憩後に上野さん持参の三脚でセルフタイマー集合写真、
「ハイッ、ポーズ！」

ここでご挨拶の後、本日の第２回イタリアンでいこうｉｎ関東は
解散しました。

僕の９１６はバッテリーが甘いので、暗くならない内に帰宅した
くてここからは今日初めて全開で帰りました。
内山さんがずぅーと背後に着いて来ていたのは言うまでもありま
せん。

参加された皆さんお疲れ様でした｡

さぁー､後進の人たちのツーレポが楽しみだなぁーっと｡

んー、たしか本隊との合流は西湘ＰＡに９：００。
すぐ出発すると早いかな？けど渋滞が恐い。まぁ、遅れるよりゃ
マシだろ、と走り始めた。

東名厚木料金所を出ると小田厚道路方面からやってきた
青い服着たお兄さんが颯爽とＵターンしていく。

げげ、今日はヤバイ日か？

大磯で小田厚を無事に降りた後、西湘バイパスに入ります。
わあ、海が蒼いッ！と、感動して本線に合流した、その時、目の前で赤色灯が煌きました。

「良かった、オイラじゃなくて」

まもなく西湘ＰＡに到着。時計を見ると・・・８：００！！！
派手な早着ペナルティを貰っちゃいました。

しばらくして売店の辺りをウロついてる時のこと。

「ばぶぉ～んッッッッ」

ど派手なエキゾーストを発する単車が目の前を通り過ぎる。
見覚えのあるグリーンのｄｂ１、さらに見覚えのあるツナギ。
折り返すカタチで向かってきたのは、まさしく内山さん。

え？？？なして？？？今日はレースじゃ・・・。

聞けばマシンが間に合わなかったとのこと。それに一睡もして
ないと言う、うわぁタフ・・・。

事情をあれこれ聞いたあと私はトイレに失礼。戻ってくれば
あらら、ひっくり返ってます。声を掛けども応答なし。

大丈夫かなぁ？

思案に暮れた瞬間、空耳の如く「ウエノさ～ん」ワタシを呼ぶ声が。

ふら～と頭をめぐらすと、これまた見覚えのあるツナギ。
おおッ！アリハラさんだ。ワタシは前回と違うジャケットを着てた
のに良くわかったなぁ。

「内山さん来てますよ」 ＜ワタシ
「え！？？？」 ＜驚くアリハラさん
「ホラ（指差して）、あそこに」 ＜ワタシ
「あ、ホントだ！」 ＜アリハラさん

アリハラさんが近づいて声をかけると、かろうじて動き出す
内山さん。ツラそうです・・・。

しばらくすれば、あれよあれよと参加者が集まってくる。
そして、時間も時間だしこれ以上はちょっと待てない・・・
となったところで出発。

・ターンパイク入り口・

ここで、最初の「お写真タ～イム」パチパチ撮ります。

そして、「ぢゃ、行きますか」の声と共に皆、弾かれた矢の如く
駆け上って行きます。

「さすがにクルマが多いの～」

ワタシは「てきと～な」走りを決め込みます。（マジになっても
大したことはない）

それでも「あっ」と言う間の大観山。今回は素通りして伊豆スカ
に向かいます。

あ～、なんか間が悪い。クルマをかわせない。もぅ、いーや。
どうせ料金所はすぐだもん。

そして熱海峠に向かう道。相変わらずクルマが多いの～、
と、ぶつぶつ言いながら走る。そこで目に止まる「ヤ」な光景。

単車が「腹」を見せてひっくり返ってる。

あ゛ー、「ヤ」なもの見ちまったぁ」と思ってたどり着いた伊豆スカ
入り口。なんか皆さん、モメてる。

けいてつさんがコケたらしい！？

へ？

どうやらさっきの「ヤ」な光景がモロそれだったらしい。

え゛ッ！

・・・・・・・・・・・・・。

結局、状況の良く分からないまま亀石に向かって走りはじめた
のだった。

・・・・・・・・・・・・・。

伊豆スカに入っても相変わらずクルマが多い。
かわしてもかわしてもキリがない。

「やーめた！」

おとなしく走ることにする。

亀石峠での歓談は結構盛り上がりました。マスツーリングはこれが
楽しいんですよね。

亀石で伊豆スカを降りて修善寺道路を経由しＲ１３６に入る。
追い越しの具合もあってこの間はほぼ単独走行になる。

船原トンネルとの分岐を右に折れ、旧道へと向かう。

西伊豆スカイラインの標識を過ぎたところでよしざわさんと
古賀さんが止まってる。

「へ？」

なんか、ルートの打ち合わせが上手くいっていない様子。
どうやら、ここでスカイライン行きと船原旧道行きに別れる
らしいのだが・・・。
Ｄａｙａｎさんとアプリリアも合流してきた。

スカイライン行きを見送った後、こっちも再スタート。

厳しいワインディングの旧道を走り始める。
よしざわさんとＧＡＫＵさんとＤａｙａｎさんが行っちゃって
残る３台のうち何故かワタシが先頭になってしまった。

わぁぁ。

古賀さんは慣らし中とは言えｄｂ２。アプリリアも軽いから
速いだろう。

うわぁ、って一生懸命トバす。ブレーキ直っててよかったぁ。

でも、先頭は苦手です。

そんな頃、アリハラさんに置いてけぼりを食って「不安」に
かられてジタバタしてるＧＡＫＵさんに遭遇。

「どーしたんですか？」・・・かくかくしかじか。
止ったついで、後ろにまわろ・・・「行って行って」

皆を先に送ってやっと「めるへん」に戻れました（笑）

でもすぐに旧道は終わる。船原トンネル出口に合流します。
そこで皆、止ってます。

ん？さっき別れた内山さん達がこっから出てくる？

アタマが「ぼーっ」としてたワタシはよく事情が飲み込めない。
よく考えれば西伊豆スカイラインに向かったら戸田に出るの
は明白。船原トンネルから出てくることはないのに・・・。

論議の末に戸田に向かって再スタート。皆「ふっ」と音を残して
私の視界から消えてゆきます。

そして、土肥。アリハラさんとよしざわさんに置いてけぼりを食った
らしいＧＡＫＵさんとＤａｙａｎさんがどっちへ行っていいのか
分からない様子。交差点でジタバタしてる。

「あっちあっち」

行く道を指示しつつ交差点を曲がります。ワタシの後ろに位置してた
アプリリアはそのままついてくる。

ここから戸田までは一本道。「めるへん」したいワタシはさっさと
道を譲ります。

「行っちゃって、行っちゃって」

しばらく行った後、前回写真撮影した場所で休憩。
今回もばしばしと写真を撮ります。
必見！ｄｂ２のツーショットも撮ります。

と、そこで、「あ゛～ッ」と、よしざわさんの叫び声。
「またオイル漏れてるぅ～」

よしざわさんのｄｂ２がノープロブレムとなる日は来るのか？

さぁ、鯛丼に向かって「しゅっぱぁ～つ」と
皆飛び出して行きます。ところがワタシの４００ＳＳは、
「ぶぼぼぼぼ・・・」とすねてしまった。

わぁぁぁぁあ。

なにもこんなところで・・・一息ついてもう一度トライ。
ぶぼぼぼぼ・・・ダメか？・・・ぼんぼんぼんっ・ぶおんっ！

排気管から派手に黒煙を吐き出して息を吹き返しました。

ふぅ、よかった。さあ行こう。

絶壁にへばりつくように続く道。今日は天気がいいから
海の色がキレイに見える。わーい、イイ眺め。

まもなく戸田に着く。とそこで、漁港の岸壁にドゥカが一台
止まってる？？？前を見れば皆が止まってる。

先に来ていた内山さん達がちょっとしたハプニングで
止まってる、とのこと。しばし休憩。

んー、のどか。平和だねぇ・・・。

さぁ、今度こそ鯛丼だぁ！と再び走りはじめる。

クルマも相変わらず多いなぁ、そのうちに数珠つなぎ
のケツに付く。みればｄａｙａｎさんも引っかかってる。

ダメだこりゃ。あきらめてとろとろ走る。
すると、たちまち腰が痛くなる。

「おー痛ぇ」

カラダをだましだまし走り、ようやく目的の店に到着。

「あーしんど」

お店に入り、ごくろうさんのビ○ルを飲んで
楽しい楽しい歓談が始まります。

電話引いてないことがバレるは、「悪魔のメール男」と呼ばれるはワタシにとって、それは楽しい場面もありました(^_^;;;;;)

しかし、どうしても、何故か調子が乗らない。
耳の聞こえ方もいまいち悪いし、頭もぼーっとしてる。
「なじぇ？」
飲みが足りないか？とぐびぐび飲むが相変わらず。
んー、もっと飲もうか？しかしこれ以上飲むのは
危険だよなぁ。

おかしい・・・

原因はしっかり存在していたのだが、この時ワタシの
アタマはそのことをキレイさっぱりと忘れていたのでした。

お腹もいっぱいになると、船上げ場で恒例のお昼寝タイム。

やがて時間も過ぎ、帰る時間になる。
名残惜しい浜辺に皆それぞれの爆音を残して走り去る。

沼津ＩＣから東名に乗り、解散場所の足柄ＰＡに集合。

そこで参加者全員の集合写真を撮り解散となった。

「ごくろうさま」でした。

特に内山さん。体力の限界は越えているハズのカラダで
殿から各分岐点での誘導と、まさに縦横無尽のご活躍。

本当にごくろうさまでした。

ワタシが渋滞の嵐を無事乗り越えて自宅に帰り着いたのは
日もとっぷり暮れた２０：３０。あーしんどかった。

一息ついて落ち着いてくると、全身を襲ってきた凄まじいまでの
脱力感。ただの疲れじゃないぞコレは。
さらに鼻水もズルズル出てくる。

そうだった、昨日からカゼひいたまんまだった・・・。

わはは。「Ｈｉ！」になっててずっと忘れてました。
緊張の糸が切れたとたん、症状が復活してきたようです。

単車はホント良く効くクスリなんですね。実感しました。

第３京浜港北ＩＣを越え、有名(？)な”港北の直線”を過ぎた頃でトリップは２２０ｋｍをトリップは指すにいたっていたのであった・・
・・
ｄｂ２のガス容量は１６ｌ、燃費はトバして１０～１１km/l、街乗り１３km/lくらいだから・・・

ブスブス・・・

はいガス欠です！(ご存知、東名・小田原厚木に次ぐ３回目です・・・)
例によって、路肩を押し歩く。
遠くに”保土ヶ谷まで後２ｋｍ”の看板が見える・・・
時計を見ると７：５０。約束の時間には間に合わない。でも何とか押せないことも無いか、もう少しがんばろう・・・・

すると目の前に、スルスルとスカイラインＧＴＲが止まるではないですか!!
ＧＴＲのドライバー：『どうしました？』
私：『いや～、ガス欠で』

・・・・・

なんと保土ヶ谷ＰＡまで乗せていってくれる上、ガソリンスタンドまで送ってくれるとのこと！！
世の中には親切な人が入るものだ!!

ＧＴＲで保土ヶ谷ＰＡに乗り着ける。
すでに集まっている在原さんたちはＧＴＲから顔を見せる私の姿に驚いている。
(後で聞けば、最初、周到に仕組まれたギャグだと思ったとのこと。）

私：『いや～、またガス欠やってしまいました。これからガス入れに戻りますので先に行ってください。』

在原さん：『この事は（ＨＰに）書くからね！』

ＧＴＲの方はほんとに親切で、保土ヶ谷で降りてガソリンを買った後、もう一度ガス欠したところまで戻ってくれて・・・と最後まで付き合ってくれた。
ほんとに素晴らしい方でした。(もちろん、その時私のできうる限りのお礼をしようとしたが、それも固辞されるのだ。それでも、なん
とかお礼の気持ちのほんの一部を受け取っていただいた。)

初手から大幅なロスタイムもあったが、気を持ち直して西湘ＰＡと急ぐ。
結局９：１５と、なんとか１５分遅れで着くことができた。

これから後は、第１回のレポートで紹介したとおり、美味い昼飯を食べて、昼寝して、と極楽気分を満喫する・・・・

実のところ、けいてつさんが、大観山→伊豆スカイラインの道中、コケてリタイヤ、また永峯さん＆ご友人とは最後まで合流できず
終いという残念な話もありました。
それでも参加者は総勢９名(本当は１３名だったはずですが・・・)で、賑やかに走れました。
次は第３回ですね!