本日のトラブル報告

松井さん@900SS

オーバーフローで、キャブレターからガソリンがボタボタと・・・・

見送りの方

杉野さん@400F3

いつも見送りご苦労様です・・・

初参加のみなさん

川島さん@MAGNI アルトゥーロ

ついにマーニが登場!

茂櫛さん@900SL

若干20歳、で学生。
今後が期待されます。
結構アレとのこと・・・・

太郎さん@ルマンIII

大学7年生で、免許取り消しまで時間の問題(?)という、すばらしい社会生活順応力を見せる。

で、ジゴロらしい・・・・

LeMansⅢの大貫太郎です。
今日は初めての参加でしたが、知ってる顔も多く、初めてという気があまりしませんでした。
朝、西湘の料金所についた時、そこから出て行く赤いバイク達を見てすぐに保土ヶ谷組だと分かりました。
PAでは初対面の谷脇さんが3年前の雑誌に僕が出ていた事を知ってくれていた事もあってあまり緊張もせずにすみました。

走り出してみると、最初のターンパイクあたりでは加速力不足におもいっきり苦しみましたが、全体でみると高速コースからタイトな峠まで良く考えられたコースだと思います。定番のコースで固められていますが、人々に支持されるものだからこそ定番足りうるのだと信じる者として、すばらしいコースだといわせていただきます。

走り自体は皆さん”大人”のキャリアを感じさせてくれるもので、特に吉澤さんと谷脇さんの両人にはヒトのバイクをなんだと思ってるんだろうくらいの熱いものを感じました。(決して悪い意味ではなく)
普段は発展途上のライダーと走る事が多く、年長者のすさまじさ(キレキレおやじパワー)を知ってからは欲求不満が溜まる事もあったのですが、魂を開放する事がここでは出来そうです。

免許がかなり頼りない私としましては一人でいつも熱く走るわけにも行かないのでこういった機会を活用しない手はないですね。

大学のサークルやGuzziSportなどのツーリングとの兼ね合いもあるので皆勤賞はねらえないかもしれませんが、バイクと免許と体が無事であれば、どんどん参加していきたいです。

そしてイタリアンという知れば知るほど奥の深い世界を共有する人たちとの関係を大切にしていきたいので今後ともよろしくお願いします。

あつしさん@K100RS

父ちゃんボーヤ?
いえ、彼も若干20ウン歳でのBMW乗りです。

本田さんの大学の後輩で、2輪サークルの部長らしい・・・

あつしです。
え~さっそくツーリングレポートですが、西湘バイパスにイタリアンな皆様が到着したときから、ただならぬ雰囲気がありました。
「このメンバーと行くのか?」っていうぐらい「熱い」バイクが多かったのが第一印象です。
しかし、イタリアンといえども、「紳士」である大人。交通マナーはあるはず・・・だった(笑)。
順を追って話せば、西湘バイパスでは、「白バイいるから気を付けよう」と思ってたら、ドォォォン
って平気で160km/hは出す・・・。そこでまず「え?」。そしてターンパイクでは四気筒のパワーを見せようと思ったらいきなりドォォォン。
遅い車がコーナー曲がってるのに、反対車線からドォォォン。そこで「ええっえ?」。
伊豆スカでは車が多いからペースは上がらないだろうと思ってたら、案の定、構わずドゥゥゥゥン。
僕は一人静かにヒュュィィィン。そこいらまで来てやっと分かりました。イタリアンはみんなアウト・ローである!ということが。手後れでした。(笑)街中でもやっぱりすり抜けしながらもドィィィン。
こっちはヒーヒー言いながらタイトコーナーを曲がってたら茨木さんの天の声「ドゥカ乗ってみる?」。初めて僕はドゥカに乗りました。そしてわかりました。なぜみんながアウト・ローで飛ばし屋さんなのか。それは楽しいから。
そしてスピード出てるほうが素直なバイクだから。
というよりスピードが似合うバイクなのですね。
ここでまとめるならば、今日はとても勉強になりました。
今日一日で僕の中ではまた新しいバイクの世界が広がりました。また是非参加したいと思います。
解散した後ですが、太郎さんとバイク交換して厚木の「ガスト」まで別々に走りました。
「グッチって楽しい」
なんて呑気に信号待ちしてたら、いきなりエンスト。
しかも二車線の右車線。エンジンかからず。太郎さんも先いっちゃった。メットの奥で半べそかいてたら、原点に戻りガスを確認。予備燃料に切り替え・・・。
ドルゥゥゥン!!よかったです。その後ガストで雑談を交わし8時に無事帰宅しました。
今日はみなさんとあまり話が出来ませんでしたが、今度はゆっくり話したいです。ではでは。

懲りない連中たち

茨木さん@900SS

愛車TDMは誰かさんの手中に落ちてしまったので、今回はいやいやドカで来たらしい・・・

本田さん@CX100

in 関東はこれが最後の参加。この後、USに長期滞在に旅立つ本田さん。
CX100は隣の○○の手に渡るらしい・・・・

中島さん@1100スポルト

最近、GUZZIでの参加者が増えましたね~
足はVTR250(パチモン)とのこと。なぜ?

村田さん@1100スポルト

おや?ライト回りがノーマルと違うようだ・・・

深川さん@916

3女(うち1人は、まだお腹の中)の父。
赤切符保有者のみが入会を許されるという”罪人倶楽部”の事務局長らしい・・・。

不肖・吉澤@TDM850

今回は諸処の事情により茨木さんからTDMをお借りしました。
しかし、いい加減、自分のバイクを出して、思いっきり走りたいなぁ・・・

4/19は第2回 in 関東。公約(?)通り、なんとか前日までにdb2を何とかセットアップする。
しかし、ハードなことだけは定評のある in 関東に、未テストのdb2を出すのはいささかの不安がある・・・・
結局、当初の予定通り(?)、茨木さんにTDMをお借りする手配をすることに相成った。(快諾の茨木さんに感謝。)

AM6:30 東京・福生の茨木宅にてTDMを拝借。出発。
途中の環八にて、900SLと、朝帰りのZODIACのコワモテのおにーさん3人組に絡まれる(絡む?)

AM7:30 保土ヶ谷PA着。
なんと!すでにほとんどの方がスタンばっていた。皆様の意気込みが感じられよう。

保土ヶ谷PAでだべっているうちに、すでに出発時間AM8:00をまわってしまっているが、まだ一人来ていない・・・
(言うまでもなく)桑森@1100スポルトさんである。まぁ、桑森さんといえば・・・

(問)関連のある物を線で結びなさい(5点)
桑森・   ・ガス欠
吉澤・   ・遅刻
藤田・   ・イタリアンで来たためしがない

なので、とりあえず、われわれは保土ヶ谷を出発する。まぁ、毎度、桑森さんのこと、どこかで追いついてくるはずだ・・・

AM8:45頃、西湘PA着。西湘合流組は皆、既に到着していた。
桑森さんも、後から間もなく到着。全員揃ったところで、箱根ターンパイクに向かう。

ターンパイクはいつも通り、滞りなく終了。ゴールの大観山・山頂にて休憩。
ここで本体離脱予定の松井さんの900SSにトラブル発生。ガソリンがキャブからゴボゴボこぼれてくる・・・・いろいろ手を尽くしていたようであるが、結局断念。松井さんは、だましだまし帰ることになった。(後にBBSにて、帰途の道中にて復活を確認する。)

ここから伊豆スカイラインで亀石までは、先頭は谷脇@900SSさん、それに不肖・吉澤@TDMが続く。実は、いままでタイヤのグリップに思いっきり頼ったライディングをしてきたが、TDMではグリップに頼らないスムーズなライディングを強いられ、勝手の違いに手間取っていたのだった・・・(TDMはロードというより75%オフ車だ!)

こちらの戦略としては、亀石PAまでは谷脇さんに先行を許すも、PA直前でにクルマに引っかかかるはず!その時がチャンス!クルマの無理な追い抜きには絶対の自信がある(!!)私が、そこで前に出て、そのまま逃げ切りゴールを狙っていたが・・・・

そう!狙っていましたが・・・・やりました。ガス欠です。亀石まで後わずかというところでTDMはスローダウン。ここで、谷脇追撃作戦は、否応無しに終了。
ウンともスンともいわなくなったTDMを路肩に寄せ、後続車のヘルプを待つことにするが、後から来た皆さんは、TDMには目もくれずバウ~ンと行ってしまう・・・

こうして、吉澤@TDMは最後尾にて亀石PA入りと相成りました・・・

亀石PAで休んでいると、とあるナイスガイに突然、『イタリアン~の方ですか?』声をかけられる。茂櫛@900SLさんであった。ホームページを見ていて、BBSにも書き込みをしたことがあるとのこと。
せっかくですから、亀石から先への同行をお誘いする。

亀石で伊豆スカイラインを降りると、皆、お得意のイケイケ状態。
TDMにはガソリンも十分入った、そしてライディングにも慣れてきた。
道中、野島@900SSさん、谷脇@900SSさんと煽り、煽られ、抜きつ、抜かれつで、鯛丼を目指す。
勝機は、道路工事途中の未舗装路にあった!そこで2人は急速にスローダウン。
TDMはアクセルを戻すことなく、尻を振りながらガレ場を突き進んでいく。正直、ここで唯一TDMを惚れ直した!)

昼飯では、今回初参加の方々に自己紹介をしてもらう。
川島@マーニさんは同い年の28歳。シブイ!
しか~し!!太郎@ルマンIIさん(25歳)、あつし@K100RSさん(21歳)、茂櫛@900SLさん(20歳)の3人は、みな学生とのこと!!
う~ん、こんな若くしてドカやらグッチやらBMWとは!
次に乗るバイクに困らないかな~?

昼飯を食べた土肥から十国峠までは、古賀さんのdb2をお借りする。
古賀さんと私では20kgの体重差があり、古賀さんセッティングのdb2は、私にとっては足回りがガチガチで、タイトコーナーを上手くコーナーを回れない。途中で投げ出したくなった・・
十国峠からゴールの箱根新道出口までは、茨木さんの900SS神龍号をお借りする。(茨木さんが疲れより、楽なTDMを欲する。)
実を言うと、本日はこの900SSが一番良かった。(ギアが私にとってはローギアード過ぎるのだが・・・しかし、一回オーバーホールしたとはいえ4万キロ走ったエンジンとは思えないほど快調だ。TDMRのパワーフィールも良好。CVキャブ擁護派の私も、この日ばかりは、この手のスペシャルキャブを入れたくなったことは白状しなければならない。)

こうして、長い一日は終了しました。
次世代を担う(?)初参加の4人にも満足していただけたようでした。また in 関東にてお会いしたいですね。
参加者のみなさん、お疲れ様でした!

谷脇さん@900SS

おおっ!
ちょっと見ない間に大きく変わりましたね、900SS。
スイングアームまで!

机の側にはR/Cの’95年9月号が・・・・・・。

今回のイタリアンはグッティが目立っていました。
しかも先週のGSJのツーリングに参加した方がひぃ~、ふぅ~、みぃ~・・・・

7時半頃に保土ヶ谷に着くと結構集まっているのではないですか。
僕は天ぷらうどんでも食いながら歓談していました。

で、吉澤さんの登場!!
db2で参加かと思いきや、茨木さんからなんと”ずるい”バイクでやってきました。
ということで、”イタリアン4天王”が参加しなかったせいか、今回はややおとなしい感がしました。

そろそろ出発かという時に野島さんが飛び入りで参加!!
今回の見所は、タイトコーナーの魔術師の野島さんと、1100SPORTの使い手の村田さんが走りっぷりに注目する事にしました。

道中の吉澤さんと深川さんの走りを見て「まだまだ修行が足らんのかな・・・」と思いながら、8時45分頃に西湘PAに到着。
ここで、初参加の大貫さんや平出さんらと合流しました。
そして、暫くして大寝坊こいた桑森さんが到着。
一通り揃ったところで御一行様はターンパイクに出発!!

ターンパイクからは何故か僕が先に行く事になってしまった。
いつ抜かれるかなと思いながらも、最初のストレートを”ガバッ”と元気よく飛び出していったのでした。
で、真ん中当たりでミラーを覗くと桑森さんの1100SPORTと深川さんの916が追って来ます。
いつもの事ながらコーナの入口に難がある僕のライディングでは迫られながらも、出口では何故か小さくなっていく・・・・。「そんな馬
鹿な・・・」と思いながらも最後のストレートに差し掛かりました。流石にストレートでは底力がある桑森さんにぶち抜かれ大観山に到
着しました。

ここでは松井さんの900SSにトラブルが・・・・。
なんと、ガソリンがたらたらと漏れておりました。フロートを叩く事にしたのですが、カウルを外さないと作業性が悪い事も有り結構な
作業となりました。
で、松井さんとはここでお別れです。

伊豆スカでもそれなりのペースで進み亀石に到着。
”石を投げればドゥカに当たる”という中で、液晶ビューカムをタンクの上に載せた見慣れた916が1台いるのではないですか!!
そう、在原さんでした。その日も午後から仕事だそうで早めに来たそうです。
本当なら誰かのバイクで峠の茶屋まで一往復していきたいところですが、そうわがままばかりも言ってられません。
ここで、桑森さんと西川さんとはお別れです。その代わり茂櫛さんの900SSが加わり鯛丼に向かってひた走る事になりました。途
中で一人で修善寺道路を走ってしまい下道を走る皆を見て”おろっ・・・”となってしまったのですが先で待つことにしました。結構な
時間差があるのかと思いきや3分もしないうちに吉澤さんがやって来ました。吉澤さんにちょっかいを出されながらも気持ち良いペー
スで船原峠の入口に到着。徐々に野島さんのペースが上がりこれからといった感じでした。

で、船原峠は野島さんと茨木さんの一騎打ちといったところでしたが茨木さんのペースが上がらないというより、野島さんのペース
が驚異的!!といった感じであっさりと置いてきぼりを食らってしまいました。茨木さんも野島さんの走りに舌を巻いたようです。ライ
ディングに難が有りといったところで身体の位置関係もブレーキ、ギアの使い方も中途半端な感がしました。ターンパイク、伊豆スカ
では何とか誤魔化しが効いても船原からのタイトコーナでは誤魔化しが効きませんでした。

いつもの撮影ポイントで歓談し、ここから野島さんの走りを後ろから拝む事にしました。無理のないリーンウィズでスイスイ走る姿は
切り返しの多い西海岸のタイトコーナでは理想的でした。ジワリ、ジワリと離されていくので何とかついていくといった感じです。ノー
マルのSSでここまで走る姿を見るとまだまだ修行不足と感じました。
吉澤さんもなんだかんだいいながらもスイスイと先を行くのでありました。

おいしい鯛丼屋さんでは”黄色い炭酸飲料”を頼む人も居らず、ここでもすこしおとなしい感がしました。

3時頃に鯛丼屋を出発して少し先の出光でガス補給をしました。
ここから、中島さんがエンジンの調子が上がってきた1100SPORTを再び試乗させてくれる事と相成りました。
最初は戸惑いながらも、何とかすり抜けして熱海峠でのタイトコーナの入口に入りました。ここで、出遅れた僕でしたが細かいヘア
ピンをクリアするのでありました。タイトなコーナはキツイかなと思っていたのですが、そんなに違和感がなく逆にドゥカよりも乗り易
いのではないかと感じてしまいました。ただ、ギアチェンジしないでいるといつのまにか7千回転まで廻してしまいました。「これは
箱根新道の下りが楽しみだな」と思いながら熱海峠に向かうのでありました。熱海峠からで解ったのですがやはり大貫さんはルマ
ンに乗れているなと感じました。無理のない姿勢でコーナを難なく進む姿をみて「なるほど!!」と感じました。

箱根新道の下りでは「1100SPORTを乗りこなして、タローくんの鼻をあかしたいの・・・・(結構クドイです)」と思いながら、思いっ
きりグッティのコーナリングを堪能してまいりました。いつもの事ながら気持ち良かったです。
で、後ろからは大貫さんのルマンがしっかりとついておりました。

で、感想は
”趣味の深みへ最速の乗り物だ!!”

試乗した後はトルクリアクションで気持ちがグラッと傾いていた自分がいました。
帰りは村田さんと本田さんと一緒にGSJに寄ってから帰途についたのでありました。

今回は少しアクシデントが有りましたが、転倒や事故もなく無事であったのが何よりの収穫でした。

本田さぁ~ん、海の向こうでも頑張ってください!!
ではまた!!

野島さん@900SS

この900SS、4万キロ以上走っています。

古賀さん@db2

ビモータ純正のレース用マフラーがいい音出してました。

皆さん昨日は大変お疲れさまでした。
天気も最高に良かったので楽しかったです。
特に昨日は茨木さんの神龍号を乗らせていただき、「ああー! これがチューンドL-ツインなんだー!」っと
とにかく感動してしまいました。 それに比べ自分のdb2のがさつなフィーリング...
買ってからまだどこも調整してないからかなー、
あと、サス! 神龍号の乗り心地最高に良かったです。 なんでおれのサスはあんなに動きが渋いのだろう! フロントのパイオリは仕方ないとしても、リアのオーリンズはもっとスムースに仕事をしてくれてもいいはずなのに..

吉澤さん!今度db2の乗り比べさせて下さい!
同じ車種なら違いがより明確になるでしょう。

神龍号は本当に良く仕上がってるんですね。
今回は収穫の大きいツーリングでした。
茨木さんありがとうございました。

これからはおれももっとdb2に愛情を注ぐことにします。ちゃんとメンテとセットアップ出来ないと宝の持ち腐れになってしまいますからね。

次回までに色々いじってみることにします。

西川さん@900SS

伊豆スカイライン・亀石PAにてリタイヤ

桑森さん@1100スポルト

伊豆スカイライン・亀石PAにてリタイヤ

おまけ

916と900SSの尻2態。
ドカはやっぱりテルミが似合いますね。

GUZZI特集

無骨さと繊細さを絶妙なバランスで兼ね備えたGood Old DaysなGUZZIが3台も集まりました。急遽、特集を組みましたのでネオクラシックなGUZZIのデティールをお楽しみ下さい。

左よりLemans III、MAGNI 1000ARTURO、CX100

タンク&エンジンヘッド

マーニのタンクは手作りのアルミ製である。

エンジンはルマン1000と同じ、ボアXストローク、88mmX78mmの948cc。パワーは公称で87HP。

ノーマルではキャブレターはデロルトのPHM40であるが、この機体ではFCRが装着されている。

ルマンIIIのエンジンは、ボアXストローク、83mmX78mmの843cc。パワーは公称で78HP。

キャブはノーマルでデロルトPHM36。

エンジンヘッドの形状はこのモデルから角型になった。

CX100は対米輸出専用モデル。
ルマンIIをベースにボアアップ(850=>1000)、ローコンプ・ピストン、マイルドなカムで、クルージング能力をより高めたモデルといえよう。

キャブはノーマルでデロルトPHM36であるが、この機体ではPHM40に換装されている。(キャブの外観は変わらない。)

CX100にはルマンII譲りのマニア延髄の丸ヘッドが付いている。

コクピット

レーシーなアルミパネルに、タコ、スピードメーターが並ぶ。
メーター自体は、ベールモデルであるルマン1000との共通部品である。

ハンドルスイッチもルマン1000と共通であるが、一般的な配列のものになっている。
フォルチェラのフォークを固定するブラケット類はアルミ削り出しの高品質なもの。

ルマンIIIのコクピットは自動車のインパネを思わせる重厚なデザインである。
このデザインは後継モデルであるルマン1000にも受け継がれる。

ハンドルスイッチはグッチ独特の配列で慣れを必要とする。

CX100(ルマンII)のコクピットは、さらに重厚だ。
左から、時計(ベリア製!!)、タコ、スピード、電圧計である。
(この機体ではメーターカバーが外してある。左ミラーのレンズがないのもご愛敬・・・)

個人的には、このハンドルスイッチ配列ではウインカーが非常に出しにくいのだが・・・

シート&マフラー

シートはダブルシートではあるが、テールカウルのMVのGPレーサーを思わせるデティールがニクい!
(マーニ氏は、MVのチーフメカニックであった。)

マフラーは静かであることは定評のあるGUZZI純正指定のラフランコーニであるが、その中でもスポーツタイプが付いている。

Rスイングアームは、シャフトのトルクリアクションを減少させるパラレル・リンク機構となっている。

ルマンIIIのシートは、合成皮革ではなく、一体整形のウレタンフォームである。
このあたりにもGUZZIらしいクセをみせる。

マフラーは純正ラフランコーニ。消音に十分に気を使っているため、太くて重い。
好事家としては、やや静かで物足りないかな?
コンチ当たりが似合いそうだが・・・

CX100(ルマンII)のシートも、同じく一体整形のウレタンフォーム。

マフラーが純正であるが、小ぶりでややアップされた形状はスタイリッシュ。
(消音は十分行われており、嬉しいやら寂しいやら・・・だからといって、パーツ交換にて、このスタイルをなくしてしまうのは、それはそれで寂しいところではある。)