本日の参加者

深川さん@916

富田さん@916SENNA

大出さん@916

林田さん@900SS

芝田さん@900SL

杉本さん@GSXR1100

山本さん@M900D

金子さん@1000S

羽佐田さん@900SL

吉澤@M400

清水さん@MHR

杉野さん@400F3

たろさ@LM3

本日のルート

箱根ターンパイク ~ 伊豆スカイライン亀石PA ~ 西伊豆スカイライン ~ 西浦 ~ 熱海峠 ~ 箱根新道

本日のルートは、小変更を受けながら3年越しで愛されている(?)いつもの伊豆・箱根コース。このコースは全部で3部構成となっています。

『全開?コース』
箱根ターンパイクから伊豆スカイライン亀石PAまで。高速~中速コーナー中心。
開けたい人は開けちゃって下さい。それなりの人はそれなりで・・・周りに惑わされず、自分のペースを守ることが肝要です。

『テクニカルコース』
伊豆スカイラインを亀石PAで降り、しばらく下道を走ってから西伊豆スカイラインを抜けます。この後、海沿いのタイトワインディングが延々と続きます。低速コーナー中心。
日頃運動不足の人は次から次へと現れるコーナーとの格闘で腕が上がるほどです。

ここを終了して昼休み。一仕事終わった後の飯がうまい!

『山道コース』
最後のセット。気を抜かないで行きましょう。
海沿いの道から市街を抜け、伊豆中央道、熱海峠を経て、ふたたび箱根の山に登ります。中速コーナー中心でしょうか。
十国峠から箱根新道を下ってようやく終了・・・です。おつかれさま。

以上、あらゆるシチュエーションを詰め込んだコースは、経験の有無や走りの嗜好の違いに関わらず誰でも楽しめるものであることは自負するところです。まだ in 関東未経験の諸氏は、ぜひ一度お試しのほどを・・・・

■ ターンパイク入り口

これから始まる試練(?)を知る者、知らない者、その誰もの顔に何かを察したかのような緊張の色が見える?

さあ、出発だ!

■ 亀石PA

亀石PA・くつろぎのひととき

ふぅ、なんとかひとっ走り終わった・・・・ここで最初のロング休憩が入ります。
いい加減、ここで帰りたくなる人多し?

亀石PAで見かけたMHR

ずいぶんと手の入ったMHR。
一見、定番風だがよ~く見ると、相当な部分で我が道を行っていることが確認できる。

フロントホイールには最新の17インチ、マルケジーニ・ホイールが選択されている。長大なベベルのシャシとのマッチングはいかがなものだろうか?

スイングアームも一見、定番のベルリッキに見えるが、エンドがスネルカムになっている。国産スポーツモデルかなにかの流用加工であろうか?

清水さんのMHRでひとくさり

『これがこのモデルから付いたカートリッジ式オイルフィルターだよ。』

『へえ』

スーパー7オーナーの集い

同じ日にスーパー7(系)のオーナーミーティングが行われていた。これだけ並ぶと壮観である。

集まっているクルマが、(おそらく)正当な後継を主張するケーターハム製でないせいか、車体色が特定の色に偏っていないのはおもしろい。

これから次の目的地だ

十分休んだところでさぁ出発だ。
in 関東は亀石からが本番です。ホント!

■ 写真ポイント

916ブラザーズ

当日、参加した916系が揃い踏み。

■ 昼食@やまや

おなじみ、”やまや”にて待望の鯛丼に舌鼓を打つ面々。
各人の満足した表情をみれば、余計なコメントは必要ないでしょう。

■ 食後の一服

グレーメタリックの916って、イタ車というよりドイツ車といった風情。メルセデスがバイクを造ったらこんな感じになりそうな・・・?
赤なら見まごう事無きイタリアンなのだが・・・・色ひとつでここまで印象の変わるバイクもそう他にはないのではないか。

■ 箱根新道出口

無事、完走。休息する面々

今回もさしたるトラブル無く、無事終了しました。
誰もがハードコースを走りきった満足感でいっぱいだと思います。
ここで、まったりだべるのが心地よいひとときなんだよね~

こ、このスクリーンの色は・・・

今回、カワベさんはスクリーンを新調されてきました。
ううむ、何ともいえん色だなぁ・・・。

この色のシールドを持つ900SSを見かけたらぜひ声をかけてみてください。

モンスター・ダーク

モンスターの廉価版、ダーク。
タンク他の黒塗装は想像以上に手が抜かれていますが、それ以外は40万円近く価格の高いスタンダード・モンスターと比べて何ら遜色無いコンポーネント設定。カスタムペイントのベースモデルと思えばかなりのお買い得だと思います。

本日の2台

MOTO GUZZI 1000s

サイドビュー

1000Sは、89年のミラノショウにデビュー後、間髪おかず翌90年にGUZZIのラインアップの一角を占めるようになった。

そのスタイリングを見て、MOTO GUZZIの歴史を知る者は、すぐさまV7スポルト(72年)から750S3(75年)に続く、GUZZIスポーツモデルのオマージュであることに気づいたはずである。
一方、MOTO GUZZIをよく知らない人は・・・シンプルでいて個性的な、非常に魅力的なモデルに映ったに違いない。

1000Sのカラーリングには、写真の黒ベースの緑のラインの他に、オレンジのラインのものも用意された。

足回りも2タイプ。ルマン1000と同じデザインの前後18インチのアルミキャストホイール仕様と、同じインチ径でアクロン製アルミリムをもつスポークホイール仕様である。

どちらモデルも、前後キャリパーはブレンボの黒対向2ポッドが、ローターには鋳鉄製フローティングローターが装備された。

ブレーキシステムはおなじみのGUZZIがパテントを持つインテグラルブレーキである。インテグラブブレーキは、ブレーキレバーでフロントの右側キャリパーのみが作動し、フットペダルでフロント左側キャリパーとリアキャリパーが作動する仕組みである。

私は、(短い間の所有も含めて、)何度乗ってもこの仕組みにどうしてもなじむことができなかったが、多くのGUZZI乗りたちはこの仕組みに多大な信頼を置いているという事実を前に、どうにも複雑な気持ちになったものだ。

フロントビュー

ハンドルバーにはかなりの垂れ角が付けられている。
この垂れ角が、ツアラー然と見られてしまわれがちな1000Sが、何者であるかを如実に主張している。

フロントビューから望まれるVツインエンジンのヘッドの持つボリューム感と細いタイヤ幅の対照が不思議な視覚的バランスを保っている。

リアビュー

これは珍しい!テールランプがノーマルのままである。(多くの1000Sオーナーはクラシカルで小振りのテールランプに交換してしまう。)

ちなみにこのテールランプはドゥカティの900SS(90~98)純正のものと同一のCEV製であり、本来はSSのようなカウリングモデルに合わせられるタイプである・・・・。

エンジンヘッド

ヘッドカバーがバフがけされているのは、工場出荷時から。
作り込みに対する意欲が感じられる部分である。

1000Sには、ルマン1000と同じスポーツタイプのエンジン・チューニングが与えられている。(88ps/7500rpm)
ちなみに良く似た外観を持つミッレGTは15馬力、クルーザーのカルフォルニアは20馬力も1000Sよりもピークパワーを落とされている。

フロントエンド

Fフェンダーはスチール製のクラシカルなデザイン。
これはV7S~750S3の流儀に習ったものであろう。(デザインは異なる)

アウターチューブもメーカーによってバフがけされている。

なお、Fブレーキ・キャリパーはオーナーによってブレンボ4ポッドに変更されていて、ノーマルではない。

リアエンド

Rサスペンション・コイル&ダンパーユニットはオーナーによってオーリンズに変更されている。

コックピット

清潔かつ美しくまとめられたメーターパネル。
見やすい位置にタコ、スピードと並ぶメーターは、同時代のDUCATIにも使われているベリアである。

キャブレター

デロルトのPHM40。これはMOTO GUZZIの標準キャブレター中では最大ボアを持つ。

なお、このデロルトはオーナーによって、キャブレターのトップカバーがプラスチック製のシンプルなものに変更されている。

乗ってはこんな感じ。
低く垂れたクリップオン・ハンドルバーを持つモデルではあるが、シートやステップの位置関係からライポジは決して窮屈ではない。

1000Sは多くのGUZZIオーナー、そしてオーナー予備軍が中古の出物を狙っている人気モデルである。

DUCATI 900 MHR

フロント・ビュー

”一通り”手の入った清水さんのMHR。
そのスタイリングは、定番NCRをモチーフとしながらも、小ぶりでスラントしたハーフカウルが特徴的である。

他、目に付くところでは、

  • カンパニョーロの5スポーク・マグネシウム・ホイール。
  • フォルセラの40ΦFフォーク(F1純正と同型)
  • ベルリッキ・アルミ角スイングアーム
  • NCR風2 into 1マフラーなどが上げられる。こちらも定番パーツでそつなくまとめられているが、そのカラーリングのおかげか決して没個性となっていない。
    ちなみにペイントは川崎にあるハイライトの岡氏による。(一連のPHMC車のペイントも氏の作である。)

    リア・ビュー

    Lツインによる超スリムなプロファイルは現代にも続く良き伝統である。

    サイド・ビュー

    フレームはワイドフレーム。
    キック始動とカートリッジ式オイルフィルターとの組合わせから、ベースモデルは、マニアでいうところの”83年キック最終型”であろう。

    コックピット

    ND(日本電装)製のメーターはノーマルのまま。
    ミラーはスズキのGSXR純正品あたりか。
    ハンドルはドカオーナー御用達のトマゼリの垂れ角可変式。
    左スイッチボックスが後年式の物に替えられている。

    タンクの”Sexy Road”は、オーナーの弁によると、昔のタイヤメーカー(BS?)の広告に使われていたフレーズを気に入って、とのこと。

    エンジン

    今更説明するまでもないベベルLツイン。

    一時期、ベベルにFCRを合わせる人が結構いたが最近は余り見かけない。
    やはりデロルトに始まりデロルトに終わると言ったところなのだろうか。

    リア廻り

    今となっては定番パーツで組まれたR廻り・・と簡単に言ってしまえるが、このベベルが現役だった頃には、ここまで手を入れられる車両はまれであったはずだ。
    当時はスペシャルパーツの入手も容易ではなく、また高価でもあった。
    ベベルを速く走らせるには良い時代になった・・・といってよいのだろうか?

    シールドバッテリー

    バッテリーのシールド化はだれもが試してみたい改修の一つであろう。
    バッテリーを巨大なOリングで留めるというのは参考にしたいところ。