1999/8/1
Monster Meeting


富士山をバックに記念撮影。

Reported by Hiroshi Kinoshita

当日の様子

天気は曇り時々晴。気温は高かったですね。ビールが美味かった。
決して良いとは言えない天気の中、各地からMONSTERが集まりました。遠くは熊本から自走してきた人も。
MONSTERだけでは100台弱、全部で150台弱ぐらい集まったようですが、アンケートを書いていない人もいたようなのでもう少し居たかと思われます。
当日はCLUB MAN・BIG MACHINE・RAIDERS CLUB誌などが取材に来ていていた様です。BIKERS STATIONは見なかったような気がします。


AM9:30ぐらいの様子


AM10:30ぐらいの様子。


後方にはMONSETRを「M」の字に並べています。


解散。お疲れ様でした。

気になるMONSTERをチェック

M900 ’94


ROADRACING製アルミタンク、マルケジーニ5RETマグホイール。
このフロントフェンダーは良い感じです。プロトタイプのMONSTERみたいにサイドはカーボン地で真中は塗装されています。Hi-TECH製。
サイレンサはテルミのUPタイプのスリップオン。


マニアックな改良です。ST2/4用のφ34mmキャリパー。
MONSTER STDはφ32mm
取り付けピッチは同じなんですね。

M900 CROMO ’98

一見普通のクロモですがシングルシートカバーがカッコ良いです。
普通のクロモはシングルシートカバーがカーボンですがこれはメッキされています。
タンクとシートカバーの調和がすばらしいです。
これはSTDのCROMOでも採用して欲しいと思います。技術的な問題で出来ないんだと思いますけど。

ALFA RAYSの塗装みたいですね。最近流行りの水溶性メッキでしょうか。
一見、STDっぽい所が通好みです。

M900 ’98

サイレンサはテルミUPスリップオン。
ステップはDUCATIPERFORMANCE製。このステップは結構多かったですね。
フローティングされているRブレーキのトルクロッドがクランクケースに直接ついているけど大丈夫?

M900 ’97

Figaroli製サイレンサです。SIL製UPと似ていますけれど綺麗ですね。スリップオンです。
ヨーロッパではこういう形もメジャーなんでしょうか?

M400

916用(CHRのMONSTER用?)オイルクラー付けてますね。
電動ファンが付いてますけど冷えるのかなぁ?
どれぐらい効果があるのか興味があります。
作動条件はどうなっているのだろうか?っと思ったらサーモSWがついてますね。

M900

ADACHIのカウルですね。始めて見ました。

M900 ’93


異色と言っては失礼ですが、今回の中で一番異色でした。
なんと増量タンクです。デカイです。一見、851DAYTONA PROTOTYPE風でも在りますが。タンクの後ろ側もしっかり増量してあり、オーナーいわく20L以上は入るそうです。(STDタンク容量は公称16.5L。)
その他、サイドスタンドを出しやすくする加工やアルミ製のフォークガードなど小技も目立ちます。
ミニカウルはディライト製。




CHR M900S

CHRのモンスターです。
CHRとはCAGIVA HUSQVARNA RACINGの略で、読んで字の如くです。フレームはクロモリ(25CrMo4?)でTIG溶接です。一見、STDのMONSTERと同じようですが全く違うフレームです。ハーネスをまとめるゴムが表に出ないようにフレーム裏側にステーが付いていたり心配りが完璧です。
これは、ホイールがマルケジーニの5RETに交換されています。タイミングベルトカバーもカーボン製に交換されています。
ミニカウルはディライト製です。

M900


ヤジマさんちのMONSTERです。3車3様。真ん中はM900Sの様です。

M900 CROMO ’98


CROMOベースですが何故かタンクは交換されています。しかも、旧ロゴタイプに変わっていますね。
エキゾーストはフルエキゾーストで集合部はタコ足です。メーカーは不明です。STDステッププレートとの共用も可能のようです。
ハンドルバーはTBR(Two Brothers Raicng)製でクリップオン化されています。このハンドルバーは如何様にも可変するのでタンクやカウルに当たらない限り角度が調整できます。
メーターはROADRACING製。
ステップはDUCATI PERFORMANCE製。
全体的にまとまっています。



M900 DARK ’99


一見、普通のDARKですがサイレンサが強烈にカチ上げられています。普通のサイレンサでは水が溜まりそうですが、スーパートラップなので心配は要らないと思われます。
ステップはカスノ製のSS用と思われます。
クラッチカバーは純正(何用かは忘れた)。
持ち主は女性の方でした。

M900 CROMO ’98


Hi-TECH製(?)片持ちスイングアームです。どこかの雑誌にも載っていた奴ですね。
前後ホイールは916用です。
916用のFフェンダーを付けるためにステーをかませてあります。


Rショック付け根あたりはこんな感じです。
916用のスイングアームの流用ではなく、あくまでMONSTER用になっているようです。

M900S ’98


まとまった感じの1台です。ベースはM900S。
黄色なんてあったかなぁ?タンクのロゴが旧ロゴだから外装交換してるのかもしれません。
サイレンサはテルミのUPタイプのスリップオンです。
シートはコルビン製。
見えないですがタコメータはROAD RACING製です。

M400 ’95


すでに原型をとどめていません。
エンジンは612cc。600クランク(58mm)にφ82mmピストンで612.6ccです。
ツインプラグでダイナのコイルです。
オイルクーラーはM&S製。


フレームはCHR製の物に交換されています。
前後アクスルシャフト、スイングアームピボットはチタン製。
その他、ネジはほとんどチタン製です。
ステアリングダンパはOHLINS製。分解してアルマイトとチタンコーティングが施されています。


サイドカバーはマグっぽいですが、なんちゃってマグネシウムです。
サンドブラスト後にアルマイト掛けています。
ステップはカスノ製。


前後ホイールはマルケジーニ5RET。


Fフォークは900SL用をばらしてアルマイトとチタンコートを掛けています。
フォークブラケットはマグネシウム製。
ブレーキキャリパは、brembo製モノブロックレーシングキャリパです。


メーターはSTACK製。
ブレーキマスタはbremboφ19ラジアルマスタ、クラッチは同φ16です。
レバーはCORSE製マグネシウム。
タンクはビータ製アルミタンク、キャップはカーボンです


サイレンサはCORSE製。
RショックはOHLINSですがロッドにチタンコーティングが施されています。
シングルシートカバーはカーボン製。
シートはSTDをベースにSEAT JOYで加工されバックスキン(風?)になっています。


Rブレーキキャリパはbrembo製4Pレーシングキャリパです。ローターは鋳鉄かな?
スイングアームも交換されています。

オーナーが軽量化にこだわっているので、かなり軽いです。
その他、いろいろ在りすぎて書ききれません。
まだ、作業中の様で一部ついていない部品も在ります。

全体的な感想

集まったのは、最近のMONSTERが多かったです。特にここ1,2年のモデルが多いですね。近年、MONSTERの完成度は高いし、DARKの様に安いモデルも在るからなんでしょう。初期型の’93などは少なかったですね。

変更されている部品も、ある種の傾向が見られます。
特に気になるのがサイレンサの角度と位置ですね。多くのオーナーが不満を持っていると思われます。SSの様にUPタイプにするとカッコ良いですからね。そのためにはステップ換えたりとコストが掛かるのが難点です。
メーカー的にはテルミニョーニが圧倒的シェアです。

タコメータは一時多かったと思われるGIO.CA.MOTO製のLED式な物に変わって、ROAD RACING製の台頭が見うけられました。使用率は高かったです。その次は、MOTOPLAN製のタコメータですね。ヘッドにメータギア入れて、SS用のVEGLIAを付けている人も居ました。

ノロジーのプラグコードも、かなり普及していました。

バックミラーを交換している人も多いですね。STDのミラーは振れるし歪んでいて気に入らないのでしょう。ミラーを換えるだけで外観的にも変わりますから。

CROMOのメッキタンクは屋外の方が栄えますね。景色が写り込むせいでしょうけど。

ヨーロッパのMONSTERの様にハードな改造をしているMONSTERはほとんど居ませんでした。

その他のバイク

CAGIVA ELEFANT 900 ’95?

男のバイクです。非常に珍しいです。外装は900i.e.になっていますが中身はキャブ仕様です。マップケースやライトカバーなど雰囲気も完璧です。


900SS ’92


特にどうと言うことも無いのですが、なんとなくまとまっているので撮って見ました。