毎年1月15日に筑波サーキットにて行われる、ツインレースの祭典。今年で15回目になる。

クラス レギュレーション 主な参加車両

MS-1

モディファイド・シングル-1

排気量250cc以上の4サイクルシングルエンジン

ボアアップ:可

足回りの改造:可

フレームの補強、ステー類のカット:不可
ヤマハ SRX

ヤマハ SR

スズキ グース

ジレラ サトゥルーノ

ビモータBB1

ES-1

エキスパートシングル-1

4サイクルシングルエンジン以外の一切の制限なし SRX、GB、XTZなどの国産シングルエンジンを内外のスペシャルフレームに搭載したマシン群

MT-1

モディファイド・ツイン-1

排気量750cc以上の4サイクルツイン

ボアアップ:可

足回りの改造:可

フレーム 基本骨格の改造不可、補強、ステー類のカット可
ヤマハ TRX850

ヤマハ TDM850

スズキ GR650

ドゥカティ 888SPS

ドゥカティ 900SS、SL

ドゥカティ 916、916SP

ドゥカティ M900

モトグッツイ ルマン1000

モトグッツイ 1100スポート

モトグッツイ デイトナ1000

マーニー グッチ

マーニー オーストラリア

BMW R100RS

BMW R100GS

BMW R1100RS

HD XLH1200、883

ビューエル S1ライトニング

MT-2

モディファイド・ツイン-2

排気量390~750ccまでの4サイクルツイン

ボアアップ:750ccまでなら可

足回りの改造:可

フレーム 基本骨格の改造不可、補強、ステー類のカット可
ホンダ ブロス

スズキ GR650

ドゥカティ 750F1モンジュイ

ドゥカティ 400F3

ビモータ db1

ビモータ db1SR

ET

エキスパートツイン

4サイクルツインエンジン以外の一切の制限なし
ホンダ ブロス

ヤマハ TRX850

ヤマハ TDM850

ヤマハ TX650

ドゥカティ 916

ドゥカティ M900

マーニー グッチ

HD スポーツスター
などをベースにしたスペシャルマシン群

TT-1 & 2

タイムトンネル-1&2

  • 気筒数に関係なく、1972年以前に生産された4サイクルエンジン搭載車
    350cc超:TT-1

    350cc以下:TT-2

  • Fフォークのインナーチューブ径は35mmまで
  • Rスイングアームは鉄製であること
  • ホイールのリム幅は3.00まで
  • ホンダ CB750K

    ホンダ CB450

    ヤマハ XS650

    ヤマハ XS-1

    カワサキ W1

    他、英国車、伊車、独車

    Boxer Torphy

    ボクサー トロフィー

    800cc以上のボクサーツイン

    無改造:ノーマルクラス

    ライトチューン:モディファイドクラス
    BMW R100R

    BMW R100RS

    BMW R1100R

    BMW R1100RS

    MS-1/ES-1

    モディファイドシングル-1/エキスパートシングル

    昨今の世界的なシングルブームで、BOTTにおけるシングルマシンのエントリもかなりの数に上ります。
    MS-1でエントリ40台と、予選も2回行われる激戦です。さすがに、ショップワークスといった感が強いES-1ともなると、15台と厳選されますが・・・

    MS-1はノーマルを尊重したレギュレーションを持ち、排気量250cc以上の4サイクルシングルエンジンならば、ボアアップ、足回りの改造はともに許されていますが、フレームに関しては、補強はおろか、ステー類のカットも不可となっています。

    MS-1の主役は、やはりSRXで、620ccまでスケールアップされ、十分な排気量と豊富なチューンアップパーツから、最速・最大の勢力として長らく君臨しています。
    さらに後釜にはノーマルで、水冷5バルブ660ccを誇るXTZが控えており、シングルレースにおけるヤマハの天下は当分続くと思われます。

    少数派は、国産勢には、スズキグース、ヤマハSR、ホンダGB500が、ヨーロッパ勢には、ジレラサトゥルノ、ビモータBB1のエントリが見られます。
    ジレラは、水冷DOHC4バルブ500ccとなかなかのスペックを持つのですが、設計年次の古さとパーツの少なさで、今後とも大きな飛躍は難しいところでしょう。オーナーにはいつまでもこだわりを持ち続けていただきたいところ・・・
    一方、最新のシャーシ設計(それも名門ビモータによる)と、最大排気量(水冷DOHC4バルブ650cc)を持つBB1は、パーツもそこそこそろっており、今のところは熟成の域にあるSRXに一歩譲っているが、今後の熟成が期待されるところです。

    ES-1のレギュレーションは、4サイクルシングルエンジンならば他に一切の制限がないというオープンさで、エントリリストにも有名ショップが並ぶ華やかなクラスです。

    注目すべきは各マシンのフレームで、TZベース、ヨーロッパのフレームメーカーのもの(ハリス)、台頭著しい日本のフレームメーカーのもの(オーバー、ヤジマ)など、眺めているだけで飽きがこない・・・

    このクラスは、タイム的にもそうですが、見た目がとにかく速い!!
     


    おっ!と思わされたのはこのSRX。
    なんと916のアッパーカウルが装着されている。
    妙に似合っていました。

    SRXオーナーの皆さん、街乗りにもいかがですか?


    ハイチューンド・ビッグシングルエンジンは、そう簡単には目覚めてくれない。
    スターターにスクーターのエンジンを使うのが最近のトレンド!?

    MT-1

    モディファイドツイン-1

    MT-1のレギュレーションは、排気量750cc以上の4サイクルツインにおいて、ボアアップおよび足回りの改造は可、フレームの基本骨格の変更は不可であるが、補強およびステー類のカットならば可といったもので、オーナーが日常公道で使用しているマシンでコースを走るのにも無理のないクラスといえる。

    比較的、親しみやすいレギュレーションを反映してか、エントリ数も、43台と全クラス中最大である。
    そのエントリも、ギンギンのレース専用のマシンから、公道仕様から保安部品を外しただけのものまで、顔触れは多彩だ。

    ドゥカティ勢が最大勢力で、水冷は916、888、空冷は900SS/SL、M900と現行モデルが一通りそろっている。
    ヨーロッパ勢は他に、モトグッツイなら、ルマン1000(グッチスポルトの神宮司氏自ら)、1100スポルト、1000デイトナ(4バルブ、2バルブおよび新旧そろいぶみがうれしい。)そしてマーニ、BMWのエントリがある。

    さらにアメリカンVツイン勢の台頭にも注目したい。
    ハーレーダビッドソン・スポーツスターと、同じパワーユニットを持つビューエルだ。
    いじれば滅法速いスポーツスター、活躍が期待される。

    国産はヤマハTRX、TDMのパラツインのみで、なぜか少数派である。
    しかし次回からは、ホンダVTR1000F、スズキTL1000Sが登場してくるはずで、一波乱起こりそうな気配。
      

    ドゥカティ


    ドゥカティ888


    ドゥカティ900SS


    ドゥカティ900SS


    ドゥカティM900


    ドゥカティ916

    台数の多いドゥカティで個性を演出するのは難しい。
    レーサーなんだから、個性なんて無くても速けりゃいいだろ!というのはいささか淋しい考えだ。
    やはりツインレースなんだから、個性の演出もレースのうち。そのへんで乗る方も楽しみ、見る方にも楽しませて欲しい。

    モトグッツイ

    縦置きVツイン+シャフトという決してレース向きでは無いレイアウトで果敢に他マシンに挑むところにモトグッツイの美学がある。



    モトグッツイ1100スポルト

     

    ハーレー・ダビッドソン

    以前、チューンしたスポーツスターに乗ったとき、そのトルク感に魅了されてしまったことを思い出す。(ノーマルは、どうにもダルだが・・・・メーカーは、わざとマイルドにしているのだろうが、もったいない限りだ。)
    スポーツスターの豪快なコーナリングは。一見の価値あり。




    ハーレーダビッドソンXLH883スポーツスター

    マーニ

    マーニは元MVのチーフメカニック、アウトゥロ・マーニによって、かつてのMVレーサーのイメージそのままに造られている。
    かつてはMVの市販4気筒、BMWのボクサーツイン用のマーニもあったが、現在はモトグッツイのエンジンを独自のシャーシに搭載したものが完成車として市場に出ている。

    ちなみに今回のBOTTには、マーニクラブによりスペシャルゲストとしてマーニ氏本人が招かれている。


    マーニ オーストラリア

    ヤマハ


    ヤマハTDM850



    ヤマハTRX850

    昨年はワン&ツーフィニッシュを果たしたTRX。
    国産ハイテクツインは昨年と同じ夢を見るか?

    MT-2

    モディファイドツイン-2

    MT-2のレギュレーションは、排気量390~750ccまでの4サイクルツインで、ボアアップは750ccまで可。足回りの改造は許されているが、フレームは基本骨格の改造不可で、補強、ステー類のカットのみ許されている。
    主な参加車両は、ホンダ ブロス、スズキ GR650 、ドゥカティ 750F1モンジュイ 、400F3、ビモータ db1 、db1SRと、残念ながらいささかバラエティさに欠ける面があるところは否めない。

    というのも、このクラスはブロスの独壇場で、昨年も1~9位までを独占したこともあり、他メイクのエントラントの出足を鈍らせている。
    ブロスのトップのタイムは排気量の勝るMT-1を凌駕するほどであり、その強さから各地のツインレースで嫌われ(?)、締め出されている・・・
    BOTTは、数少ないブロスの晴れ舞台のひとつである。(ブロスはなんとなくサーキットで浮いている・・・・偏見か?)

    内山さん、入賞す

    内山さん(db1SR)が、今回晴れて6位に入賞されました。
    強豪ブロスが1~3位まで占めた中での、大健闘でした。(もしカテゴリが2VTであったなら実質3位といえまいか?)
    そういうわけで、MT-2では、内山さんのピットワークを中心にレポートいたします。


    せっせっと整備される内山号。

    内山号の仕様がよく分かるストリップ写真


    内山さん本人による、チェックが入る。
    何を見ているのだろうか・・・?

    TT-1&2

    タイムトンネル-1&2
     
    個人的に最も好きなクラス。究極のアマチュアリズム、草レースの醍醐味って感じだなぁ・・・・

    レギュレーションは、1972年以前に生産されたモータサイクルなら気筒数に関係なく出場できる。
    ただし、Fフォークのインナーチューブ径は35mm以下、ホイールのリムサイズは3.0インチ以下、Rスイングアームは鉄製(角断面可)という一風変わった規則が付く。

    350cc以下がTT-2、それ以上をTT-1に分けられる。

    ホンダ ドリクストンCB450R
    ドリクストン・・・?ドリーム(エンジン)+マンクストン(フレーム)??

    ホンダ初の大型バイクCB450は、当時絶頂期だった英国製バイクを直接のライバルとして、1965年に登場した。
    そのバーチカルツインにはDOHCヘッドが与えられ、英国製OHV650より少ない排気量で上回る性能を持たされた意欲作だ。

    [後日談]いや~、”ドリクストン”というフレームがあったんですね。知りませんでした。クラブマン3号(1987.3)を読んでいたら偶然、ドリクストンCB450Rの記事を見つけてしまいました。

    ホンダ CB750Four

    今更いうまでもない、量産パラレル4の始祖。
    私と同じ年生まれ(1969)だから、みょーな親近感がある。


    CB750はCB750R風にいじられているものが多かったが、これはノーマルのスタイルを色濃く残したもの。
    なんとなく街道レーサー風のCB Four
    ヨシムラの手曲げショート管(レプリカ?)が泣かせる。

    CB750R風CB Four。
    エントリリストには、堂々CB750Rとあった。もしかして、当時のキットを組み込んだホンモノ?

    リックマン トライアンフ
    リックマンフレームにトライアンフのOHVバーチカルツインをつんだ鉄馬。


    ラベルダ750SFC
    名車の誉れ高い750SFC。ラベルダファン延髄のアイテム。


    この並列ツインはホンダのCB72のものと酷似している・・・
    そういえば、同じイタリアのベネリ 900セイは、明らかにCB Fourの4発を6発にしたものだし・・・

    ドゥカティ ダイアナ


    ドカの250単気筒。キュートだ。

    ドゥカティ 750S


    とにかくこの時代のドカは美しい・・・・

    ドカのLツインは750Sでは、まだリターンスプリングを持っていた。
    750SSから完全なデスモとなる。

    トリカティ


    これはめずらしい。トライアンフ350+ドゥカティ(フレーム)=トリカティというわけ。

    トライアンフ 6TA


    後ろで押している女性に注目!!
    ハンチングのおっさんの奥方様では?いいですねぇ、こういう夫婦って。

    カワサキ W1


    押忍!ダブワンっす。別体ミッションっす。右チェンジっす。
    (”カワサキ=体育会系”を意識したコメントにしてみました・・・・)

    ヤマハ XS-1


    はいはい、こちらが今回の一押しですよー。
    個人的に好きなヤマハのバーチカルツインに、コンチ・マフラーの組合わせに、”うっ!”とキテしまいました。

    これって、いすゞの117クーペにアンサ・テルミッタのマフラーを組み合わせるという粋に通じてない?
    そんなの知らん、そーですか。失礼しました。

    Boxer Torphy

    ボクサートロフィー

    BMWフラットツインのワンメイクレース
    液冷ボクサーR1100R/RSが主流であるが、R100R/RSの空冷ボクサーもいまだ健在である。


    メインスタンド前

    ライダーズクラブのネモケン氏のぶっちぎりの優勝でした。

    パドックから


    グッチスポルト ジングウシのテントよりお送りいたします。


    愛犬ゴマ


    db1を前に3者会談
    (中)神宮司氏 (右)内山さん


    昨年のETの覇者、GSJ1000R
    なみいる強敵をはねのけ、鈴木誠選手のライディングによりOHV2バルブが、勝利をもぎ取った・・・・
    今回はお休み

    グリースモンキーのテント前にて

    トライアンフの新型3気筒T595
    これはコンパクトでかっこよかったです。
    パールイエローのボディカラーも量産車と思えないほど高品質