2001/06/23&24

第3回全日本ロードレース選手権

ツインリングもてぎ

 6月23・24日にツインリンクもてぎにて開催される、第3回全日本ロードレース選手権・ST600クラスにデスモレーシングチームが DUCATI 748R で出場するとのこと。24日の本選の日に、パドックまで見学に行きました。
 非常に完成度が高く、ノーマルで高価なパーツも組まれている 748R とはいえ、ハイパワーを誇る国産マルチの中、どういう走りを見せ、何位に食い込めるかが非常に楽しみでした。

Desmo RT

ライダー


髙宮義文選手
 岡山県在住。
 1989年に鈴鹿4時間耐久レースにて800台中、予選2位を得る。91年に国際A級ライセンスに昇格後、全日本TT-F1(現スーパーバイク)や鈴鹿8時間耐久レースを中心に活躍されています。

チーム監督


谷口充洋氏
 広島県のドゥカティ・ディーラー、デスモの社長。本人も凄腕のアマチュアライダー。

マシン

01 Ducati 748R
 748R は、フロント、リアともオーリンズを履き、ブレンボの鋳造モノブロック(もどき)・キャリパーを備える。(実際はツーピース!)
 ノーマルが前提のSTクラスでは、これらの高性能パーツが標準装備されているのが、国産とはパワーで劣るドカのアドバンテージのひとつ。




 早朝のクオリファイは、残念ながら?の雨。急遽、レインタイヤを履いての走行。
 ライダーのツナギが雨天走行用の古いものになっています。








 本選までに雨が上がり、路面は見る見るうちにドライに・・・・予選21位でグリッドに入ります。
 当方、高宮選手の奥様の献身的なサポートに感心しました。レーサーの妻の鏡!



 もてぎの豪華設備。予選上位は巨大電光掲示板で紹介されます。






 レース終わって、喜び合うチーム員の面々。な、なんと15位で1ポイントゲット。賞金は1万円!チーム初ポイントです。高宮選手のこのうれしそうな顔!



 ポイントゲットで、サムアップする指の高さがいつもと違う?(おねいちゃんは他チームの借り物です。)



 デスモRTの748Rのマフラーは、定番テルミではなく、フェラッチです。
 テルミより抑えられた音量がジェントルな印象を受けます。



高宮選手のヘルメット


残念ながら予選落ちだった他チームの748R。



 今回のポイントは、髙宮選手の奥様、淳子さんの献身的なサポートなくしては成し遂げられなかったといえましょう。
 ハイルーフのハイエースを岡山から栃木県のもてぎまで、荷物とチームメンバー満載で運転されてきて、レース当日は身の回りのこまごまとしたからタイム取りまで活躍されていました。